対談形式でお届けする、こちらMEETS JOURNAL。
隠れモノ知りとして、ニッチな層から絶大な支持を受けるオーナー寺田に、
我々スタッフが色んなコト・モノを聞いてみよう!というざっくりとしたコーナーです。
第5回目となる今回のお題は、
~MEETS JOURNAL-テラダに聞く!! MEIAS~
でございます。
2021 S/S より、取り扱いがスタートした新ブランド、MEIAS。
MEIASと初接触の方々がほとんどだと思います。
勿論、私たちスタッフも初接触。
今回は取り扱いをスタートさせた経緯や、実際のアイテムについて少し掘り下げようと思います。
なんと今回の聞き手は、キノシタでございます。
重苦しい感じではなく、軽い感じでテラダと対談しております。
いつもながら、暇つぶしの読物として微笑ましく見ていただければ幸いでございます。
因みに、私、キノシタ、初ミーツジャーナルですのでお手柔らかに、、、。
それでは、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
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キノシタ(以下、キ)テラダさん、今日はよろしくお願いします。
テラダ(以下、テ)久しぶりのミーツジャーナルだね。
2021年初ということで、今日はシューセイとね。
キこのテラダさんのお相手っていうポジション、緊張しますね。(笑)
早速ですが、今日のテーマは新ブランド、MEIASということで。
実際に取り扱っているアイテムを見ながら、お話を聞けたらなと思います。
まずは、MEIAS、最初の出会いはどんな感じだったんですか?
テ最初は、インスタのブランド公式のアカウントを見て気になってね。
すぐにMEIASとコンタクトを取って、サンプルを送ってもらえるように手配してもらったんだよね。
まずはサンプルが届いて最初に着たのが、このカーディガン。
実物をそのときはじめて手にしたんだけど、自分の感性は間違ってなかったって思ったね。
この肉厚なんだけど、柔らかさがあってドレープが効いている。
素材感が絶妙で、そういうところが俺はええねって思ったね。
キこのカーディガン、スタッフ満場一致で唸りましたもんね。(笑)
テシューセイはMEIASの魅力はどこに感じた?
キ最初にサンプルを手に取ってみた時は、どのアイテムも生地がいいなと。
先入観なしに、触れただけで 「よかっちゃんだな」 ってわかる生地ですよね。
たぶん、皆さんも触ったらすぐわかるレベルのクオリティだと思うんですけど、、、。
あとは、ファッション的にシルエットもこなれていますよね。
テそうね。
リラクシンなシルエットだけど、生地のクオリティの高さで上品に見えるっていうのは魅力だよね。
キそれでは、まずはカーディガンから見ていきたいなと思います。
テさっきも言ったけど、肉厚でハリがあるけど、柔らかさがあるっていうのがまずは魅力的だよね。
こういうハイゲージとかってなってくると、どうしてもざっくり感が足りないモノが多いし、
かといって糸が太いモノだとこういう感じにならないし。
ちょうどいい塩梅の生地なのかなって。
すごく、編立も目が詰まってるし、かといって硬くはないよね。
触ってみた感じ、あまり型崩れもしなさそうよね。
キあ、そうみたいですよ。
型崩れだけじゃなくて、毛羽立ちとかも少ないみたいです。
テやっぱりそうなんだね。
これは、MEIASのオリジナルの生地なんかな?
キそうみたいです。
日本の紡績メーカーと組んで、別注で作った "強撚糸" を採用しているそうです。
ブランドのオリジナルの強撚糸のなかでも少しだけ甘く撚った素材みたいで、、、。
今回、セレクトしたカーディガンとベストは、落ち感が出るようにこの生地らしいです。
テだけん、柔らかすぎずハリもあって絶妙なところにしてあるんだね。
※強撚糸 (きょうねんし)
糸に通常よりも撚りをかけたもの。
吸湿性と速乾性に優れ、通常よりも強度がある。

キテラダさんは、このカーディガンはどう着ますか?
テパッと思い浮かんだのが、ラングラーのウェスタンシャツ。
そういえば、ichieのリメイクのデニムシャツ持ってるから、合わせみよっかな、、、。
ニットだけどハリ感があるけん、ある程度自由にスタイリングに取り入れられるよね。
キこういう、ジャケットっぽく着れるカーディガンっていいですよね。
テホント、それこそ、デニムからスラックス、軍パンまでオールオッケーだもんね。
まぁ、「持ってれば何にでも合うよ」なんていう、陳腐な、使い古されたような言葉かもしれんけど、
それが正直このアイテムには当てはまるよね。
キおいそれと使っちゃいけない言葉ですね。(笑)
正直なところ、なんでも合いますもんね。
テその通りよね。(笑)
キこっちの、ロンTの方はどうですか?
今日、テラダさんが着てらっしゃるのは私物ですよね。
テそうそう!
実際に着てみた感じ、「気兼ねなく着れる編みモノ」 って感じだね。
キ「気兼ねなく着れる編みモノ」 っていう表現、ぴったりですね。
この間、テラダさんが実際にされてたハンティングジャケット合わせがかっこよかったっす。
テそう、すごくよかったよね。
こういうのってワードローブのなかにあると必ず着るだろうし、やっぱり、見るからに素材感がすごく良いけんが、
古着とかそういうアイテムと合わせてもスタイリング全体の上品さが保てるっていうか。
上品な雰囲気に仕上げたいときとかに、便利だなって。
キそのあたりの雰囲気はニットだからこそですよね。
着心地の方はどうですか?
テ素肌に触れる感じ、さらっとしてる。
さらっとしてるんだけど、ちゃんと薄い感じじゃなくて、厚みがあるんだけどっていうのが絶妙だね。
これもMEIASのオリジナルの生地なんかな?
キこっちは、ギザの "超長綿" を採用しているそうです。
よかっちゃん素材ですね。
テだけん、上品な光沢とこの肌触りのよさは、"超長綿" らしさだね。
着た時肌に触れる感じが、やっぱりかなり良いもんね。
※超長綿 (ちょうちょうめん)
綿花の繊維の平均の長さが35mm以上の、上質な綿の種類。
超長綿の生地は、なめらかで、しなやか、光沢があり、丈夫さもあるのが特徴。
エジプト、ギザの超長綿は、そのなかでもトップクラスとされる。

キ着こなしはどうですか?
テ基本的にこの上品な感じを崩したくないかな。
キハンティングジャケットと合わせてらっしゃったときも、確か、、、
リカルド・メッサのスラックスにパドモアでしたよね。
テそうそう。
これからの季節のショーツなんかと合わせてもいいかなって思うよね。
ショーツっていうと割とカジュアルなアイテムだけど、シューズにはきれいなモノを持ってきたりとか。
例えば、、、まさしくパドモアとかね。
キショーツ合わせとかは、MEETSっぽいですね!
トップスがMEIASなんでガキっぽくならずに、良い塩梅の上品さが香るでしょうし。
テシューセイは、どんな感じで着たい?
キそうですね、、、。
こういうニットのアイテムなんで、普段はカットソーを着るシーンにシンプルに差し込むっていうのは、まずやってみたいですね。
皆さんもすぐにチャレンジできますし、MEAISの良さが一番伝わるかなって。
テそうだね。
新入荷のマスターのブラックデニムのカットオフとかにサラッと、とかでもいいよね。
キシンプルな合わせでも雰囲気が出ますよね。
ロンTに関しては、カラーモノも展開していますよね?
このブルーとか、良い色味でかなり気になっているんですよね。
テエエ色味よね。
もうちょっと暖かくなってきたら、このブルーとかライトピンクを指し色で使いたいよね。
キこれからの季節に映える、春っぽい色味ですね。
このままだと永遠としゃべり倒しそうなんで、そろそろ〆に向かっていきましょう。(笑)
テ(時計を見て) お、結構しゃべっとんね。(笑)
ぼちぼち〆ましょうか、、、。
キMEIAS、これからどんどん、皆さんに知ってもらいたいブランドですよね。
テ久々にこういうしっかりしたニットのブランド、良いなぁって思えるブランドに出会ったけん、みんなに着てもらいたいね。
キ僕は、服屋としてはペーペーなんで当然、初めての経験なんですが、
やっぱりこういう、MEIASみたいなブランドに出会った時の高揚感ってすごいんですか?
テそうだね、物凄い高揚感を感じるね。
良いなって思わせてくれるモノってまだまだ世の中にいっぱいあるんだなって。
情報が溢れている現代のなかでも、こういうまだ世に知られていないであろうモノとかってたくさん出てくるだろうし、
こういうモノに出会えるから、うちみたいなセレクトショップって楽しいなって思うね。
キセレクトショップの醍醐味ですね。
テその通りだね。
もちろん、有名なモノも取り扱うし、逆にこういった知られていないモノの掘り起こしっていうか、、、。
やっぱりこういう作業が、俺たち、セレクトショップの役目だよね。
キ皆さんに伝えていくっていうところですね。
テこういったモノって、ネットサーフィンしているだけじゃ、ネットショップを見ているだけじゃ出会えないだろうし、
MEETSに行けばこういうモノがおいてあるっていうのが大切だよね。
もちろん、そこはMEETSの、俺たちのフィルターを通して、ね。
キ僕もそうやってMEETSで、有名無名問わず、本当に良いと思える様々なブランドやアイテムに出会ってきましたね。
テ久々にそういう気持ちを再確認させてくれたブランドだったよね。
キそれじゃ、このあたりで終わりにしたいと思います。
テラダさん、ありがとうございました。
テ熱くなって長くなったばってん、編集、よろしくね。
キ頑張ります、、、。(笑)
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いかがでしたでしょうか?
第5回目、MEETS JOURNAL-テラダに聞く!!〇〇-。
今後も不定期にアップしていきますので、乞うご期待くださいませ。
最後までご視聴頂きまして、ありがとうございました。
それでは。
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- 2021/02/18(木) 15:44:52|
- MEETS JOURNAL
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対談形式でお届けする、こちらMEETS JOURNAL。
隠れモノ知りとして、ニッチな層から絶大な支持を受けるオーナー寺田に、
我々スタッフが色んなコト・モノを聞いてみよう!というざっくりとしたコーナーです。
第4回目となる今回のお題は、
~MEETS JOURNAL-テラダに聞く!! dansko~
でございます。
MEETSにて、定番として長らく展開させて頂いているダンスコ。
MEETSの顔といっても過言ではない、dansko。
読者の方でも、お持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回はそのdanskoにフォーカスし、テラダと雑談を展開しております。
danskoの取り扱いの経緯から、改めてdanskoの魅力など。
重苦しい感じではなく、軽い感じでテラダと対談しております。
いつもながら、暇つぶしの読物として微笑ましく見て頂ければ幸いでございます。
因みに、ブランドの歴史だったり薀蓄めいた事は何一つ書いてございません。
danskoを交えた、ただの雑談ですので、予めご了承ください。。
それでは、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
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ヨシダ(以下、ヨ)テラさん、宜しくお願いします。
テラダ(以下、テ)よろしくどうぞ。
ヨ今回は、趣向を変えてテラさんが、ディレクションされている
Licht(リヒト)でのインタビューとなります。
恥ずかしながら、初めて来ました。
テまー少し街から離れとるけんね。
たまにはコーヒーでも飲みながら話しましょう。
ヨどーでもいいすけど、ダンスコとカフェって相性良いですよね。
さて、今回はdanskoをピックアップしております。
【 dansko/ダンスコ 】
dansko は1990年にアメリカ・ペンシルバニア州で生まれたブランドです。
創設者の Mandy Cabot と Peter Kjellerup は馬の調教師でした。
Peter の故郷であるデンマークに馬を買いに行った時にその町の小さな靴屋でシンプルなデザインのクロッグスを見つけたのがきっかけでした。
履き心地の良いそのクロッグスは馬の納屋でもどこに行くのにも快適でお気に入りの一足になりました。
2人はデンマークに行っては友人たちに靴を持ち帰り、 愛車のステーションワゴンに靴を乗せ、 馬の品評会で売り始めました。
アメリカで販売してみようと20年間、 改良に取り組み、 Dansko(デンマークの靴) という名前を取り、 Dansko, LLC. を設立することになりました。
日常ではもちろん、レストランや医療系で働く方々の靴として機能性とデザイン性の両方に優れた、履きやすく足や腰への負担を取り除いた靴です。
今ではアメリカを始め、世界中でたくさんの方々に愛されています。今回、テラダさん自ら希望してのダンスコピックとなったわけですが。
テなんか久々にまたダンスコ良いなって気がしててね。
ヨもうMEETSで取り扱ってどれくらいになりますかね?
テもうどんくらいかな~6、7年くらい?
ちと記憶にないくらいだね。笑
ヨそもそも取り扱うキッカケってなんだったんでしょうか?
テ元々は、俺がソニアパークさんの本(ソニアのショッピングマニュアル)で見かけたのが始まり。
その中でダンスコが紹介されててね。
もう一目惚れよね。
ヨソニアさんキッカケだったんですね!なるほどなるほど。
因みに、ソ(↑)ニアさんですか、ソ(↓)ニア(↑)さんですか?
テどっちでもいいでしょ。
まーなんて言っても、
俺ら世代はソニアさんが良いって言ってるだけで、突き刺さるものがあるんですよ。笑
ヨなるほど。
テでも当時はそもそもメンズでダンスコをファッションで取り入れるって事が無かったし、
そもそもコレ自体も実用品だし、”お洒落”で履くもんじゃなかったんだけど、
なんか物凄くMEETSの服に合うんじゃないかなぁって、ピンと来たんだよね。
で、気になって色々と調べたら代理店もあって、展示会にも行って、無事に取り扱えるようになったと。
ヨなんか自分も、漠然とMEETSがダンスコをやり始めた時の記憶が残ってるんですけど、
あんまりセンセーショナルな感じでもなかったんですよね、”あ~なんかぽいな”って。
多分、そういう方多いんじゃないですかね。
テだとしたら嬉しいね。
当時メンズで取り扱ってるとこってほぼ無かったと思うんだよね。
そういった意味では、ある意味”賭け”でもあったんだけど、驚くほど受け入れてもらえたよね。
ヨルックスもさることながら、
やはり”実用性”にも特化してるところが支持される理由だと思います。
テぽてっとした普遍的なフォルムだし、
北欧とかのガチのサボはウッドソールだけど、
これは医療用ってのもあって、ラバーソールで履き心地も素晴らしい。
なおかつ、防水性も高くて耐久性もあると。
ヨ最近の若い子には、”身長が伸びる”こともすこぶる好評です。
テヒールが5cmくらいあるけんね、それももちろん売り文句です。
ヨダンスコにも色んなモデルがありますが、
MEETSでは"professional"をずっと展開してます。
テ元々メンズのモデルが少ないってのもあるんだけど、
あとはサンダルタイプのやつとかも昔やったんだけど、
やっぱりコレが一番ダンスコっぽいな。
MEETSっぽいなって感じがしてね。
もっというと、プロフェッショナルの”オイルド”がね。
あとは、シゲも今日履いてるけど、スタイリングに取り入れやすいよね。
パンツのシルエットを選ばない。
太いのでもいいし、細身とも相性が良くって、それこそショーツでもハマる。
このレンジの広さもダンスコの魅力かな。
シゲは実際履いててどう?
ヨやっぱりスタイリングに取り入れた時の雰囲気が良いなって思いますね。
ダンスコの女性的というか中性的な雰囲気が、男臭いアイテムを中和してくれるというか。
MEETSのラインナップってそういった(男臭い)モノが多いんで、
それと上手い具合に中和されて、独特な雰囲気が出せると思うんですよね。
個人的には軍モノとかとよく合わせてます。
テダンスコはなんか、ファッションファッションしてないとこがまた良いよね。
変に装飾もしてないし、なんか素朴で。
ヨ分かります。笑
同じサボくくりでいうと、ネルソンとは対極にある存在ですよね。
ネルソンは実用性はそこまでだけど、華がある。
ダンスコは地味だけど実用性があって、スタイリングの邪魔はしないっていうイメージですね。
テそうね。
てか俺みたいなオジサンでも履けるサボってある意味すげーよね。
ヨダンスコは世代を問いませんからね。
何でもスタイリングに合うダンスコという事ですが、
テラダさん的に今だったらどう合わせたいですか?
テそうだねー、今店にあるモノで言ったら、
ボイン(BRU NA BOINNE)のレオパードカーデとピーターパンツ履いて、コレとかね。
それがスニーカーだったら、普通なんだけど、敢えてダンスコもってくると良いのかなと。
ヨかなり好みな合わせっす。
テまーダンスコに関しては、ある程度常連さんに行き渡ったと思うんだよね。
だからこそ、もう一回、新しいお客さんに是非トライしてもらいたいっていうのと、
自分達ももう一回、あまりにも見慣れ過ぎてる部分もあるから、
そこも一回、改めて良さを再確認したいなっていう思いがあるよね。
ヨ原点回帰ですね。
テやっぱり実用的なモノ、お洒落ではなくユニフォーム的なモノを、普段の格好に取り入れると。
店内にはそういったモノはいっぱいあるけど、そのうちの一つがコレって事かな。
ヨ自分も最近思い出したようによく履いてますけど、ほんと良いっすからね。
また改めて良さをお伝えしていければと思います。
テ俺もまた履きまくろうかね。
ヨテラさん、ありがとうございました。
テコーヒー美味かったろ?
ここケーキもマジ美味いけん、今度は奥さんば連れてきなっせ。
ヨ畏まりました。
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いかがでしたでしょうか?
第四回目、MEETS JOURNAL-テラダに聞く!!〇〇-。
今後も不定期にアップしていきますので、乞うご期待くださいませ。
最後までご視聴頂きまして、ありがとうございました。
それでは。
- 2020/04/12(日) 16:23:15|
- MEETS JOURNAL
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対談形式でお届けする、こちらMEETS JOURNAL。
隠れモノ知りとして、ニッチな層から絶大な支持を受けるオーナー寺田に、
我々スタッフが色んなコト・モノを聞いてみよう!というざっくりとしたコーナーです。
第3回目となる今回のお題は、
~MEETS JOURNAL-テラダに聞く!! Patagonia~
でございます。
MEETSにて、正規取扱店として展開させて頂いているパタゴニア。
アメリカを代表するアウトドアブランド、Patagonia。
老若男女、今や知らない方の方が珍しいといっても過言ではないでしょう。
今回はそのPatagoniaにフォーカスし、テラダと雑談を展開しております。
テラダ的なPatagonia観だったり、MEETSにおけるPatagoniaの存在意義だったり。
重苦しい感じではなく、軽い感じでテラダと対談しております。
いつもながら、暇つぶしの読物として微笑ましく見て頂ければ幸いでございます。
因みに、ブランドの歴史だったり薀蓄めいた事は何一つ書いてございません。
Patagoniaを交えた、ただの雑談ですので、予めご了承ください。。
それでは、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
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ヨシダ(以下、ヨ)テラさん、今回もどうぞ宜しくお願いします。
テラダ(以下、テ)よろしくどうぞ。なんか久しぶりだね。
ヨすんません、少し間が空いてしまいました。
どうしても3月3日に第3弾をアップしたくてですね。
テお、それは耳(33)よりな情報だね。
ヨ早速なんですが、本日のお題は”Patagonia”でございます。
テお!Patagoniaですか~、いいねいいね。
ヨ自分が入社した時には既にPatagoniaは正規で展開してましたが、
今シーズンで取り扱いが始まって5年目くらいですかね?
テそうだね、2015年スタートだから、そんくらいかな。
ヨそもそも、Patagoniaを取り扱うようになったキッカケみたいなものってあったんでしょうか?
テ元々俺がPatagonia好きで、元々ミーツでもバッグとか小物類は展開してたんだけど、
いつかはちゃんとウェアを含めしっかりと取り扱えたらな~なんて漠然と思ってた時に、
たまたま”正規取り扱い店どうですか?”って話が舞い込んできて、それから取り扱いが始まったっていう経緯かな。
これはホント巡りあわせというか、
自分達からアクション起こしたところでPatagoniaって取り扱えるわけじゃないからね。
ミーツを始めた時から、
Patagoniaをウェアを含めてしっかりと正規で展開する事は、少し大袈裟かもしれんけど”夢”だったけんね。
ヨ念願叶ったって感じなんですね。
自分も、外からMEETSを見ていた時に、うわ、すげーなって感じで見てたのを覚えてます。
Patagonia正規でやってる!って。笑
そういえばテラさんは、昔からPatagoniaってよく着られてたんですか?
テ着てたね~。
20数年前に、初めてPatagoniaに触れて、
もちろんフリースだったんだけど、その発色の良さと他にはないデザインに惹かれて、
単純に洋服としてかっこいいなと。
ギアとしてではなくて、洋服としての完成度の高さに凄く感動して、ほんとよく着てたね。
初めて買ったのはジップアップのベストだったかな~。
ヨ僕らの世代ももちろんPatagoniaって通ってきてるんですけど、
テラさん世代の方達ってよりディープにPatagoniaと触れてこられてるイメージですもんね。
そのディープなテラダさん世代くらいの方々から、
たまに”昔のPatagoniaの方が良かった”という意見を頂戴する事もありますが、
それについてはテラさん自身はどう考えますか?
テんーどうだろう。
もっともっと本格的なモノも増えてるし、
色んなフィールドが広がってるだけなんじゃないかな。って感じるけど。
凄くデザインの良いモノも当然あるし、やっぱ今でも洋服として魅力あるブランドだなって思うね。
ヨなるほどですね。
ブランド(会社)自体もより大きくなってますし、当然といえば当然な流れですもんね。
テラさん的に、Patagoniaの強みってなんだと思いますか?
テそうね、なんだろう。
ミーツではね、ヨーロッパから国内まで、色んなアウトドアブランドやってるけど、
単純に、”アメリカ”を感じるっていうか。いうてアメリカのブランドだけんそうなんだろうけど。笑
20台前半の時、初めてアメリカの買い付けに行ったとき、
Patagoniaのアウトレットに行ったんだけど、やっぱりすごく”アメリカ”を感じて。
そん時のイメージが今でも俺の中で残ってるんだよね。
あとは何かこれも上手く言えないんだけど、
ウチみたいなセレクトショップでPatagoniaが並んだ時に、すごく馴染むんだよね。
ウチはギアショップでもないし、やっぱりファッションっていうフィールドで見た時のアイテムの馴染みの良さ。
良い塩梅に主張してくれるんだよね。
"洋服屋目線でモノを選べるブランド"かなっていう感じがするね。
ヨ自分なんかは、Patagoniaって”憧れ”的なところに未だに位置してるブランドですね。
この業界に飛び込んだ時、
クソお洒落な先輩方は皆、必ずって言っていいほどラルフかPatagoniaを取り入れてましたから。
そういうのもあって潜在的に、ラルフとPatagoniaは今でも憧れです。
テPatagoniaはなんだろうな、やっぱ着た時に”上がる”よね。笑
不思議なPatagoniaの匂いというか、
俺ロゴモノって基本的にそんな好きじゃないんだけど、Patagoniaのロゴは好きなんだよね。
P-6のロゴってやっぱあるのと無いのじゃだいぶ違う。
ヨですね。笑
あと、何よりPatagoniaは、環境汚染問題への取り組みが、本当にストイックですよね。
今Patagonia製品って、おそらく全てリサイクル素材です。しかも全て自社での取り組みなんですよね。
コレって軽視されがちですけど、めちゃめちゃ凄い事なんだなと。
テ伝えなきゃいけない大事なところだよね。
環境に配慮してやってますよっていうのは。
やっぱ展示会とかに行くと、
Patagoniaは商品だけ”はいどうぞ”って見せるんじゃなくて、
しっかりと”自社理念”だったり”商品の魅力”をプレゼン形式で伝えてくれる。
ひとつの商材に対して、毎シーズンアップデートを重ねてたりとか。
自社はもちろん、取引先だったり商品に対して”真面目”なブランドだよね。
それは展開させてもらっている身としては、すごく安心感に繋がる。

ヨ20SS展示会では、この定番”トレントシェル”の熱弁が凄かったですね。
今シーズンからアップデートされて3Lになってますし、ますます機能性が増してます。
テこの脇のベンチレーション付いとったっけ?
ヨこれも今シーズンからじゃないですかね。
間違ってたらここカットしますけど。笑
テいや、コレがこのクオリティで2万ちょいってまじで安いよね。
しかも配色がナイスやね、どっちも。
ヨイケてますよね。
個人的に、テラさんがコレをどう着るのか気になります。

tops : patagoia
shirt :
blurhmspants :
MOJITOshoes :
SPECTUSSHOE CO.
tops : patagoia
shirt : used
sweat :
TYCApants :
PROPPERshoes :
SPECTUSSHOE CO.テ俺だったらこんなイメージで着たいね。
ポイントとしては、カジュアル一辺倒にしない事。
やっぱりどっかで上品な要素をプラスする事。
ヨ配色なんで、基本的にワントーンでまとめた方がコナれて見えますしね。
テMEETS的には、パンツの半端丈と合わせる感じも春先は良いよね。
ヨいや~欲しくなっちゃいますね。
テ買いなっせ。
ヨハイ。。。泣
そろそろ締めに行く前に、もう何点か質問を。
昨今、若者を中心にPatagoniaがバズってますよね。
これについてはどう思われてますか?
テん~、確かに”流行りモノ”として若者から認知される怖さみたいなものはあるけど、
でもね、100人買ってくれた子の中に”ほんとに良いんだな”って思ってくれる子が何人かいると思うんだよね。
Patagoniaのほんとの良さ、本質的な良さに。
だからブームである事が決して悪い事だとは思わないし、ブームで終わるだけの商材ではないというかね。
モノのポテンシャルがブームだけで終わるようなものじゃないしね。
そいいった意味では、全く心配していないというか。
元々、流行ってるから展開してるわけでもないし、
単純にモノのクオリティの高さ、デザインの良さ、洋服としての完成度の高さに惹かれて展開してるから。
だから流行りに対して悲観的というわけではないかな。
Patagoniaってブランドはそれほどまでのポテンシャルがあるし、だから今でも光り輝いてるわけでしょ。
ヨ仰る通りですね。
そしてやっぱりPatagoniaを展開させてもらってる以上、
その本質的な良さを自分達がしっかりと若い子に伝えていく事が大事ですね。
テもちろん。
ヨあとは、これは洋服好きな方に多いんですけど、
流行ってるから。。って理由で敬遠されてる方もいらっしゃいます。
テそういう方達に、
ちゃんと良いんだよって分かってもらえるような見せ方だったり伝え方はしていきたいよね。
Patagoniaってなんだろう、みんな好きだし一般的なモノになってるけど、
だからこそカッコよく着こなした時に、人と差が出るというか。
ほんとセンスの差が表れる洋服だと思うんだよね。
チャレンジし甲斐のあるブランドって言えばいいのかな。
だからそういった面を、ミーツでは伝えていかんといかんなっていうのはあるね。
そういった意味では、さっきのトレントシェルなんかは、凄くチャレンジしたくなるアイテムだよね。
ヨありがとうございます。
今回はこの辺で終わります。
テ終わり?
よし!ラーメン食いいこうか。
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いかがでしたでしょうか?
第三回目、MEETS JOURNAL-テラダに聞く!!〇〇-。
今後も不定期にアップしていきますので、乞うご期待くださいませ。
最後までご視聴頂きまして、ありがとうございました。
それでは。
- 2020/03/03(火) 17:28:54|
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対談形式でお届けする、こちらMEETS JOURNAL。
隠れモノ知りとして、ニッチな層から絶大な支持を受けるオーナー寺田に、
我々スタッフが色んなコト・モノを聞いてみよう!というざっくりとしたコーナーです。
第2回目となる今回のお題は、
~MEETS JOURNAL-テラダに聞く!! クレッセントダウンワークス-~でございます。
今シーズン、MEETSにて取り扱っているクレッセントダウンワークス。
不定期ながら、オープン当初より展開しており、お店として思い入れの非常に強いブランドでもあります。
そのクレッセントにフォーカスし、テラダと雑談を展開しております。
テラダにとって、クレッセントダウンワークスとは。
MEETS的なクレッセントの着こなしなど。
重苦しい感じではなく、軽い感じでテラダと対談しております。
いつもながら、暇つぶしの読物として微笑ましく見て頂ければ幸いでございます。
因みに、ブランドの歴史だったり薀蓄めいた事は何一つ書いてございません。
クレッセントを交えた、ただの雑談ですので、予めご了承ください。。
それでは、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
ヨシダ(以下、ヨ)テラさん、今回も宜しくお願いします。
テラダ(以下、テ)よろしくどうぞ。
今回は何かな?
てか、第一回目はどーだったと?あれで大丈夫だった??
ヨすこぶる好評でした。
色んな方から”良かった”って言ってもらえて。
テならよかった。
ヨ今回以降のプレッシャーが半端ないすけどね。笑
まーただ、
このミーツジャーナルに関しては、ある意味作られたモノじゃなくって、よりリアルなモノを見せていけたらなと。
イメージとしては、普段我々が話してる何気ない会話をそのままお見せしたいなと。
テなるほどね。
ただ、あまりにも使えんやつはコレ(×)しといてね。笑
ヨ了解です。笑
さて、では本題にいきましょう。
今回は、クレッセントのイタリアンベストについて語ってもらおうかと。
テおっいいね~クレッセント。
ヨMEETSとしては、かなり久々な展開かと思いますが。
テえ~っと、何年ぶりかな。6,7年ぶりくらいじゃないかな?
そん時はノースバイノースウエストだったけど。
ヨ今回はイタリアンベストです。
僕の中で、MEETSと言えばイタリアンなイメージが強いんですが、
確かオープン初期にMEETSで展開してたのは、このイタリアンベストですよね?
テ初期はイタリアンベストやってたね。
お前よく覚えとんね!
ヨ実際に買って着てましたからね。パープルを。
というか、今でもたまに着てます。
なので、今回自分の希望もあってイタリアンベストを展開させてもらいました。
テお前やたらとイタリアン推しだったよね。
ヨ世間的には、ノースバイノースのが売れてるらしいんですけど。笑
テまー着こなしのし易さは断然イタリアンだよね。
今はどっちかと言うとね、
薄いダウンというか、ファッショナブルなダウンが主流な中で、
あえてね、このボリュームがあるドン臭いやつもいいんじゃないかな。
ヨ着てる人も全然いないですからね。
テ逆にこのルックスが良いんだけどね。
圧着じゃないけん、羽も出てくるんだけど、それもまたアジたいね。笑
ヨ一応、今回は別注というか、カラーオーダーで2色作りました。
BLACK/PURPLEとOLIVE/YELLOWの2色ですね。
テまーどっちも間違わん色よね。
黒に紫も相性良いし、オリーブにイエローもアウトドアっぽくて良いよね。
ヨ 品よく決めたいなら黒、ドアっぽくまとめるならオリーブ。なイメージですけど逆でも全然良いですしね。
テ だね。
でも俺、改めて思うんだけど、
こういうベタなモノっていうか、古臭いメイドインUSAのアメリカモノって淘汰されつつあると思うんだよね。
もっとハイテクだったり機能に寄ったモノは別としてね。
去年のスクーカムじゃないけど、どんどん無くなりつつある。
ヨ 作りて側の問題だったり、時代だったりですね。
テでもこういうモノを、なんていうかな。
元々はファッションの用途で作られたモノじゃないから。
そういったモノをファッションに持ち込むっていう、昔のセレクトショップの感覚っていうのは個人的にも好きだし。
今でも忘れたくないなってのはあって。
日本の古いモノと一緒で、残しておかなければいけないモノなのかなと。大げさに言えばね。
テあとね~なんといってもね。タグがカッコいいんだよね。このタグ。
コレに限らず、アメリカモノのイケてるのって、このタグのイケっぷり。
見えない部分だけど、くすぐられるよね。
ヨ誰も見ないんですけどね。笑
テだって今のお洒落なデザイナーが、このタグのデザイン思いつく?思いつかないでしょ。
そういうところも含めて、服。たいね。
インポートの魅力といってもいいのかな。
(おもむろに試着を開始)
テちょっとサイズ感小さくなった?
俺が肥えただけかな?
ヨ。。。。。。。
どうすかね、多分きも~ちサイズ感小さくなってるかもですね。
せっかく試着されてるんで、そのまま着こなしについても触れておきたいんですが。
単刀直入に、テラさんだったらどう着こなします?
テ
そうだね~。
例えば、アボンタージみたいな薄手のレザージャケットの上から着て、
パンツはニッチのバックスリットスラックスとかどうかな。
ヨやば、めちゃくちゃカッコいいすね。。
レザーの上に着てもありですよね。レザーの素材にもよるんでしょうけど。
ニッチのスラックスがまた効いてる。
テ欲を言えば、足元はボロッボロのユーズドのコンバースが理想。
お前はどう着たい?
ヨ僕はやっぱコートオンしたいです。

今日着てるガウンとか、今店にあるモノだとホールドファストのチェックコートとかの上に羽織りたいですね。
テお前っぽいね。
ヨというか、ミーツっぽいですよね。なんとなく、この着こなしって。
テ俺もその着こなし好きだしね。
あとはESKのニットにMASTER & Coのチノにコレを着る。
ヨオーセンティックな合わせ方ですけど、シルエットだったり素材感がベストマッチですね。
テ20年前とか30年前はそれこそアメカジ!って感じで着てたけど、
今だとヘビーな感じは出来るだけ抑えたいかな。
もちろんモノとして見る面もあるんだけど、
新鮮な着こなしを楽しめるアイテムっていう側面からも見てもらえたらね。
不変的なデザインだし、
まー値段はね昔に比べれば大分高くなったけど、一回買っちゃえばね。笑
テまーこれも一つの"クラフト"なんじゃないかなと。
クラフトっていうと日本でも海外でも織りだったり、染めだったりあると思うんだけど、
こういう手作業の、古臭い感じのモノもある意味クラフトなんじゃないかなと。

今、陶器だったりクラフトモノを生活に取り入れるっていうのも当たり前の時代になってるし、
その中で、アメリカのこういうモノを取り入れるっていうのも、ある意味、現代っぽいのかなって思うんだよね。
ただ古臭く着るんじゃなくて、それをちゃんと価値のあるモノとして見て取り入れて。
もちろんそれを、昔から日本のセレクトショップはやってるんだけど、
今こういうものが少し廃れてというか、ドメスティックのシュッとしたモノが主流になってる今だからこそ、
こういったモノを一回見直してみるのも、いいのかなぁ。
ヨ若い子は特に、知らない子も多いと思うんで、着てみてほしいですよね。
テもちろんインポート世代の方なんかにも、また今の気分で着てほしいし、
逆に若い子が、どういう着こなしをしてくれるんだろうって。見てみたい気もするよね。
ヨ今回は、この辺で終わりにしときます。
テラダさん、ありがとうございました。
テまだまだ話したりんばってん、あまり話すぎると後々きつくなるけん、やめときます。
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いかがでしたでしょうか?
第2回、MEETS JOURNAL。
次回も、是非お楽しみにして頂ければ幸いです。
それでは。
- 2019/12/11(水) 18:14:19|
- MEETS JOURNAL
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本日よりスタートさせて頂きます。
~MEETS JOURNAL-テラダに聞く!!〇〇-~
対談形式でお届けする、こちらMEETS JOURNAL。
隠れモノ知りとして、ニッチな層から絶大な支持を受けるオーナー寺田に、
我々スタッフが色んなコト・モノを聞いてみよう!というざっくりとしたコーナーです。
不定期にてお届けしますので、
暇つぶしの読物として気軽に見て頂ければと思います。
記念すべき第一回目は、
~MEETS JOURNAL-テラダに聞く!! MEETSの歴史-~でございます。
MEETSがどのような経緯でオープンしたのか。
そしてオープンしてから今現在に至るまで、
オーナー寺田がどのような思いでこれまでのMEETSと向き合ってきたのか。
など、これまで語られてこなかったところを、少しだけ掘り下げてみました。
それでは、どうぞお付き合いくださいませ。
ヨシダ(以下、ヨ) テラダさん、どうぞ宜しくお願いします。
テラダ(以下、テ) よろしくどうぞ。なんか恥ずかしいね。笑
ヨ 確かに、こう改まって、話するのは違和感ありますね。笑
テ で、何を話せばいいんかな?
(事前にテラダ氏には何も伝えておらず、まさに行き当たりばったりの対談形式)
ヨ 今日は、MEETSのこれまでの歴史というか、ざっくりと振り返って頂きたいなと。
テ なるほど。いきなりにしては割と重い題材やな。笑
ヨ あ、その前にテラさんの自己紹介的なやつもいいですか?
MEETSを古くからご存じの方は大丈夫ですけど、
MEETSを最近知った方は、誰だろうこのオジサンって方もいらっしゃると思いますので。
テ 自己紹介?難しいね~。
とりあえず、MEETSをスタートするまでの経歴とかでいいかな?
ヨ 大丈夫です。お願いします。
テ 始まりは、東京某大学在学中、大手セレクトショップでバイトしたところかな。
それから熊本で某ビンテージショップ、某インポートショップを経て、
2001年の7月、俺が25歳の時にMEETSをオープンしました。
ヨ いやーしかし、改めて聞くとすごい経歴ですね。
25歳で独立ってところがまた凄い。
テ まー時代もあるよね。
ヨ 独立のきっかけは何かあったんですか?
テ いくつかあるんだけど、一番はネイティブ(MEETS初代店長)との出会いかな。
もともと"お店を持つ"ていう願望はずっとあったんよね。
でも、ただオーナーになりたい!とか、ただお店を構えたいとかそんなんじゃなくて。
やるんだったら、自分が思うカッコいい店をやりたいと。
そんな時に、きっかけとなった事というか、人。
ネイティブ(MEETS初代店長)との出会いがあった。
俺が古着屋でバイトしてる時だったかな、あいつと初めて会ったのは。
軽く衝撃だったもんね、こんなヤツが熊本におるんかって。
ヨ その話は初耳です!
ネイティブさんの存在がテラダさんの独立のきっかけになったんですね。
テ そーね。
ネイティブとだったら自分が考えてた”良いお店”が出来るんじゃないかと思ったんだよね。
ヨ 具体的に、テラダさんが考えてた”良いお店”ってどんなお店だったんですか?
テ 当時はビンテージとか"モノ寄り"の思考が強い中で、良い"着こなし"が提案できる店。
ただ良い服を着るだけじゃなくって、かっこいいスタイルを提案できたらなと。
ヨ すごくセンスが問われる感じですね。
テ ざっくり言えばセンスなんだろうけど、
なんだろうね、その提案したいスタイルだったり感覚がネイティブと近かった。
ヨ 当時は、周りにそういうお店が無かった(少なかった)って事ですか?
テ ん~、そういうわけじゃないんだけど、
ただ単純に俺とネイティブだけで出せるスタイリングがあるんじゃないかなって思ってたんだよね。
別に他の店でも買うモノはいっぱいあったし、良いモノもあったんだけど、
二人で出せるモノをより、自分たちの力で出していけたらなと。
ヨ 感覚的なところでって事ですかね。
テ そうだね、モノっていうよりは感覚的なところをもっと伝えていければなと。
ヨ そこから二人で、南坪井にMEETSをオープンされました。
オープン当時の状況だったり、ファッションにおける時代背景など教えて頂けますか?
テ 始まりは南坪井だったけんね。それも隅っこの笑
で、当時はインポートモノがよく売れてたよね。
その中で少しずつドメスティックブランドが台頭してきてて。
ただ、自分としては古着だったりデザインが入ってるモノだったり、
色んなモノをミックスする着こなしってのが好きだったから。
自ずとラインナップもそんな感じになったよね。
ヨ 僕が初めてミーツで買い物をしたのが、フランス軍のF2カモパンツでした。
当時、服好きの友人にミーツでF2が買えるって話を聞いて訪れたんですが、ラインナップがめちゃくちゃ新鮮でした。
テ それこそオープンした時なんて、ヨーロッパの軍モノなんかどこもやってなかったし、
仕入れるところも特殊だったりとかね。
どこかは明かせんけど。笑
本来ファッション用途じゃないモノを、どうカッコよく着るかとか。
当然、お金も無かったし、アイデア働かせてリメイク作ったりとかしてたよね。
ヨ 尖ってましたよね。もちろん、良い意味で。
狭い空間の中に、濃いモノが凝縮された感じでした。
テ いろんなアイデア出して、ネイティブとね。
衝突もあったし、当然。
もちろん、良い店作りたいからこその衝突だったけどね。
ヨ 僕もこの頃、一顧客として通ってましたけど、まーカッコよかったです。
僕自身も、このミーツに出会ってなければ、今アパレルやってないですもんね。
テ MEETS(=出会い)だけんね。まーでもそう思ってくれてるのは素直に有難いけどね。
ヨ その後、オープンから苦楽を共にされたネイティブさんが退社されました。
テラさん自身に、何か心境だったり変化はありましたか?
テ
あったね。
二人で提案していたスタイルから、
もちろん自分一人になった事で、より自分の本質的なところにはなったよね。
多分、それが第2次ミーツのスタートというか、ターニングポイントでもあった。
ヨ 確かその直後くらいでしたっけ?現住所(上之裏通り)に移転されたのって。
移転された事もそうですが、その後は新たにスタッフも入れられてます。
テ そうだね。2007年に現ミーツに移転しました。
そして新たなスタッフとして秋永君、斎藤、平田が入った。
その時丁度、いいなって思えるブランドがあったりして、それが良い感じに売れたりして、
徐々に徐々にお店に来てくれる子達が増えてきて。
そしてスタッフの成長と共に、少しずつお店の”背骨”が強くなっていったかな。
ヨ またその辺もじっくりお聞きしたいんですが、、、一旦置いといて。
テラダさん自身は、2016年から現場(お店)を離れられました。
テ 家業が忙しくなったからね。
ただ、現場を離れるっていうよりは、現場を信頼できるスタッフにある程度任せて、
様々な事業にフィールドを広げたっていうイメージかな。
今は飲食事業の運営だったり、洋服とは無縁な運送事業の経営など。
カッコよく言えばディレクター。
一応名刺にはディレクターって載っとるけんね。笑
ヨ D的に、現場から一歩離れたところに身を置かれて、
洋服熱が若干冷めたって事はありますか?
D 全くないね。
逆によりお客さん目線で見れるようになったし、
離れてみてやっぱり自分自身、洋服が好きなんだなってのは分かるね。
むしろ色んな事をやる事によって、逆に感覚が研ぎ澄まされていく気持ちになってるんだよね。
そして改めて自分の中に、よりブレない何かがあるんだなってのは強く感じた。
ブレない自分がちゃんといるんだなってのは感じられたね。
ヨ それはこれまでのMEETSを見ててもそう思いますね。
テ そこに関しても、自分の中でもブレてる感じは全然なくて。
もちろん流行なんかも気にするし、気にしなければいけないけど。
ブレない。
洋服が好きだしね。
ヨ お店としての指針でもある、”AGELESS TIMELESS”。の部分ですよね。
テ デザインの有無を問わず、長く愛用できるモノだったり、
一度飽きても数年後に見た時にまた着たくなるモノ。
それは質だけでもデザインだけでもなくって、なんというか、その視点こそがMEETS的なのかなと。
そしてそのフィルターを通して選ばれた洋服は、
世に言う”定番品”とは違う意味で、年齢を問わず、時代を問わず着ることができるモノなんだよね。
もちろん、あとはこのモノを”どう着るか”がすごく重要。
これもオープンから変わらんね。
ヨ まだまだお聞きしたいんですが、そろそろ時間が迫ってきましたので、締めに。。
MEETSはもうすぐ20周年という節目を迎えます。(2021年で20周年)
今後の野望を聞かせてください。
テ これは野望ではないんだけど。
今、これだけ安くて良いモノがたくさんある時代なんだけれども、
やっぱり良いモノ、本当に良いモノ、磨かれた伝統的なモノだったり、質の良いモノ。
これを着た時の”高揚感”ってすごいと思うんだよね。パワーが。
この高揚感をもっといろんな人に味わってもらいたい。
もちろん、お店に来てくれる方にもそうなんだけど、HPでもしっかりとその魅力が伝えられるように、
お前だったり、シューセイともっと話し合いながら、
どうやったらこの高揚感を伝えられるのかなっていうのを考えていかなんなと。
ヨ お店に来てくれる方には、ある程度”熱”って伝わるんですけど、HP上だと上手く伝えきれないですね。。
インスタだったり、課題は山積です。
テ あ、20年後にやりたい事はあるよ。
ヨ それは、ここで聞いても大丈夫ですか?
テ また今度にしとこか。笑
ヨ 次回のお楽しみという事で。
テ あと最後に、
本当に今までのスタッフのお蔭で、
今までのスタッフの魅力的な部分を吸収していって、今のMEETSっていう一つの形があると思います。
今までの皆の積み重ねで、今のMEETSがあるし、
10年後にはまた新たなものが積み重なって、また新しいMEETSになると。
だけん、常に変わらないMEETSじゃなくって、常に変わっていくMEETSでありたい。
もちろん、背骨はしっかりとあった上でね。
自分は一歩引いた立場から、そういうMEETSの変化を見ていくのも、すごく楽しみにしてます。
ヨ テラダさん、本日はありがとうございました。
テ だいぶ長くなったばってん、尺は大丈夫?
ヨ 何とかします!泣
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いかがでしたでしょうか?
第一回目、MEETS JOURNAL-テラダに聞く!!〇〇-。
今後も不定期にアップしていきますので、乞うご期待くださいませ。
最後までご視聴頂きまして、ありがとうございました。
それでは。
- 2019/12/03(火) 17:16:48|
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